2008年10月13日月曜日

益川さんと小林さん、文科相ら表敬…教育行政を手厳しく批判

(読売 10月10日)

ノーベル物理学賞の受賞が決まった京都産業大教授の益川敏英さんと
日本学術振興会理事の小林誠さんが、
塩谷文部科学相と野田科学技術相を訪問。

益川さんは塩谷文科相に、大学受験などで、
難しい問題は深く考えず、易しい問題だけを選んで解くよう指導している
学校の現状を指摘。

「これでは、考えない人間を作る『教育汚染』だ。
親も、じつは教育熱心じゃなくて、『教育結果熱心』だ」
と教育のあり方を手厳しく批判。

小林さんも、「検定教科書には、必要最低限のことが書いてあるだけ。
もっとストーリーが必要」と、読む気を失わせる教科書の現状に苦言を呈した。

野田科技相が、「雲の上の人が地上に降りてきた感じ」と
緊張気味にあいさつすると、益川さんは「ひねくれものですから」と恐縮。
言葉少ない小林さんは、「(しゃべりは)益川さんに任せてますから」と笑顔。

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20081010-OYT1T00311.htm

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