2008年10月12日日曜日

ノーベル賞に沸くが…日本の大学、トップ10入りなし

(朝日 2008年10月10日)

英タイムズ紙別冊高等教育版などは、08年世界トップ200大学を発表。
日本からは東京大の19位が最高、100位以内には4校。
ノーベル賞の4人受賞にわく日本だが、
大学では米英に水をあけられている。

04年から始め、研究者による評価、論文の引用数など研究力を中心に、
教育力、企業からの評価、留学生比率などで総合ランクを付けている。
1位は米ハーバード、2位は米エール、3位は英ケンブリッジで、
20位までに米国が13校、英国が4校入った。

日本勢では、東大のほか京都が25位、大阪が44位、東京工業が61位。
トップ200入りは、計10校で昨年より1校減。
先日発表された上海交通大学高等教育研究所のランキングでも、
100位以内は東大、京大、阪大、東北大の4校。

政府の教育再生会議は、昨年6月の第2次報告で、
10年以内に、国際ランキングで日本の大学が上位30校に
5校は入ることを目指す。

ノーベル物理学賞受賞者の江崎玲於奈・茨城県科学技術振興財団理事長は、
「欧米の大学では、研究者は実力で評価される。
研究力の違いが、ランキングにも反映したのではないか」

◆日本の大学の順位
(英タイムズ紙別冊高等教育版などの「08年トップ200大学」から)

東京(19)、京都(25)、大阪(44)、東京工業(61)、東北(112)、
名古屋(120)、九州(158)、北海道(174)、早稲田(180)、神戸(199)

http://www.asahi.com/edu/news/TKY200810100155.html

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