2008年10月17日金曜日

岩手大、年度内にも設立 地域スポーツクラブ

(岩手日報 10月13日)

岩手大(藤井克己学長)は、大学発の総合型地域スポーツクラブ
「がんちゃんスポーツクラブ(仮称)」を年度内にも設立。
スポーツを通じた地域貢献が目的で、
大学の体育施設を開放するとともに、教員や学生のマンパワーを活用。

スポーツ教室の開催や定期的なサークル活動などを展開し、
県民が継続的にスポーツを楽しめる環境づくりを進める。
盛岡を中心に、1000人以上の会員確保を目指す。

「がんちゃんスポーツクラブ」は、子どもから高齢者まで
幅広いスポーツ愛好者の参加を想定。
課題となる運営費は単発のイベント参加費のほか、
会員制による会費運営を検討。

事業は、大学を拠点に構内の施設を活用し、
▽スポーツ教室やイベント開催、
▽テニスやニュースポーツなどのサークル活動―などを展開。
地域のスポーツクラブとの合同企画なども視野に入れる。

教員や学生が指導・サポートに当たり、要請があれば出張講師なども行う。
学生には、クラブでの活動を講義のカリキュラムとリンクさせ、単位化も検討。
陸上やサッカーなど、現役の学生アスリートたちと交流することで、
本県の子どもたちの競技力向上にもつなげたい考え。

クラブ会員が学生選手の応援団となり、大会に駆け付けるなど、
「サポーター的存在」になることも期待。

クラブの運営は、岩手大のスポーツユニオンの事業の一環。
2006年に開設されたスポーツユニオンは、
構内の地域連携推進センターを事務局に、
これまで各地域にある総合型地域スポーツクラブの育成支援や
子どもの体力向上、生涯スポーツ振興などに取り組んできた。

同センターは既に、任意のスポーツクラブの設立準備を進め、
これを土台に「がんちゃんスポーツクラブ」に発展させる方針。

岩手大人文社会科学部の浅沼道成准教授は、
「新たな試みだが、多くの人に参加してもらいたい。
少しでも地域スポーツのリーダー的存在になれるよう努めていく」

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20081013_3

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