(岩手日報 1月8日)
奥州市は、市街地再活性化の一助にしようと、
水沢区で「街なか循環バス」の試験運行を始める。
試験運行は約1年間実施し、利用状況などを踏まえ、本格運行を検討。
同市は、市街地再生策を模索し、試験運行もその一環。
「市民の足」として、新たな人の流れを生み出せるか注目。
街なか循環バスは、奥州市水沢区の県立胆沢病院を発着点に、
総合水沢病院との直線距離約3キロを40分程度で往復する。
始発時間は午前9時半。
水沢駅通りやメイプル、横町の商業区域、川端、南大鐘の住宅街など
往復で28カ所の停留所を経由。
1日7便運行し、土、日曜と祝日は運休。
1回の乗車につき150円の定額運賃制で、通院や買い物の
気軽な「足」としての利用が期待。運行は県交通に委託。
2009年12月末まで試験運行し、利用状況や市街地への人の流れを
生み出す効果を調査、この結果を検証し、本格運行に向けた課題を探る。
循環バス事業は、水沢区中心部を対象に人の定住と回遊を促す
市中心市街地活性化基本計画に盛り込まれている。
同計画は国から認定されると、事業補助が受けられる。
早ければ、今月中にも申請する方向。
市まちづくり推進課の及川克彦課長は、
「市街地活性化の各事業に先駆け、『市民の足』としての機能を検証したい」
奥州市水沢区の主婦千葉恵さん(38)は、
「気軽に使える運賃だ。商店街の魅力が高まれば、
バスで人を呼び込めるはず。(午前9時半の)始発時間がもっと早ければ、
通院利用も進むと思う」
バス出発式は13日朝、県立胆沢病院敷地内で行う予定。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20090108_14
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