2009年3月19日木曜日

肝がんリスク「野菜」で低下、「果物」で上昇?

(読売 3月10日)

野菜を多く食べる人は、少ない人に比べ、肝がんを発症する危険性が
4割低くなるが、果物の取り過ぎは逆にリスクを高める可能性が高いことが、
厚生労働省研究班(主任:津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)
の調査でわかった。
40~69歳の男女約2万人を約12年間、追跡調査。

野菜や果物の摂取量の多寡で、「多」「中」「少」の3グループに分け、
肝がん発症との関連を調べた。

期間中、約100人が肝がんになり、8割はB型かC型の肝炎ウイルスに
感染していたが、野菜摂取量「多」のグループは「少」に比べ、
肝がんの発症率が約40%低かった。
果物摂取量「多」のグループは、「少」に比べ、発症率が45%高い。

緑黄色野菜に多く含まれるカロテンは、肝がん予防作用が確認、
果物に多いビタミンCは肝がんの危険性を高める傾向。
ビタミンCには、肝炎の原因となる鉄分の吸収を助ける作用もあり、
発症率が高まるらしい。

「肝炎ウイルスに感染している人は、野菜を多く食べ、
ビタミンC摂取は控えた方がよい」

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090310-OYT1T00860.htm

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