2009年3月19日木曜日

FDA認可の「まつげが伸びる薬」、女性らが歓迎

(CNN 2月22日)

まぶたに塗布することでまつげを濃く、長くする薬が、
米食品医薬品局(FDA)に認可。
「お化粧の手間が省ける」という女性や、抗がん剤の副作用で
まつげを失ったがん患者らが、さっそく処方を受けている。

この薬は、米製薬会社アラガンが申請した「ラティス」。
緑内障患者の眼圧を下げる点眼薬として開発。
使用した患者の多くに、まつげの成長が促進されるという「副作用」が
みられたことから、美容目的での販売が認められることに。

ラティスを処方する整形外科医、ランディ・ラダーマン博士のもとに、
「素顔でもお化粧をしているように見せたい」、
「私のまつげは髪と同じブロンド。マスカラを分厚く塗る手間を省きたい」と、
早くも多くの女性たちが詰め掛けている。

ラティスは毎晩、就寝前に1滴を上のまつげに軽くつけて使う。
価格は、1カ月分で約120ドル(約1万1300円)。
まつげの伸びが最も盛んになるまでには、最長で4カ月使い続ける必要、
中止すると2―3カ月後には元の状態に。

使用が認められているのは18歳以上、
妊婦、目の病気やアレルギーのある人は注意が必要。
副作用としては、目のかゆみや充血、まぶたの縁が黒っぽくなることも。
まつげの部分にうまく塗れず、まぶたに毛が生えてきてしまった例もあるが、
使用を中止したところ、まぶたの毛はしばらくして抜け落ちた。

ラダーマン博士の診察を受ける女性の中には、
メアリー・ジョンソンさん(56)のようなケースも。
昨年、乳がんで化学療法を受け、髪とともにまつげが抜けてしまった。
頭はかつらで解決したが、まつげはどの化粧品を試してもうまくいかなかった。
「普段は気づかないけど、まつげがなくなると、
本当に顔の印象が変わってしまう」
博士に処方されたラティスの効果に期待。

http://www.cnn.co.jp/science/CNN200902220018.html

0 件のコメント: