(岩手日報 3月9日)
本県企業の今季のペレットストーブ出荷量が大幅に伸びた。
「脱化石燃料」の環境意識浸透や、燃油高などから
県外からの受注が拡大。
本県は、持続可能な社会形成に向けた木質バイオマス先進地として
全国から注目、今後の飛躍が期待。
花巻市のサンポットは、2008年度から県外向け販売を開始。
これまで500-600台を出荷、07年度の約3倍の出荷台数。
特に北海道からの需要が多く、300台以上を出荷。
ペレットは、産地で品質が異なり燃え方も違うため、
同社は「北海道型ペレットストーブ」を開発。
関西方面からの需要もあり、買い手は全国規模で広がっている。
釜石市の石村工業も好調。08年度1月末現在で、268台を出荷。
07年度同期200台以下で、最終的にも245台。
08年度の伸びが際立つ。
石村真一社長は、「9月あたりまで灯油が高く需要が伸びた。
エコ意識も高くなり、岩手以外の県も普及に熱心になってきた」
木質バイオマスは、本県が力を入れる分野。
地球温暖化防止対策としても、有効な燃料として注目。
燃料であるペレットの出荷量も増加。
住田町の気仙プレカットは、08年度はこれまで07年度より
約150トン多い約500トンを出荷。
泉田十太郎専務は、「07年度より3割程度多い注文になっているが、
まだまだ普及を図らなければならない」とし、今後も振興の必要性を説く。
木質バイオマスとは 木の枝や樹皮、廃材などを原料とする
生物資源・エネルギー。
木の粉を固めた「ペレット」、チップ、まき、木炭などのほか、
木材からのエタノール抽出など木を使った燃料を指す。
バーク堆肥で、農業利用、廃材利用などを含む場合も。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20090309_8
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