(朝日 2009年12月3日)
インターネットになじみのない中高年が、ネット検索を続けると、
意思決定や判断をつかさどる脳の中枢が活性化される。
認知症予防の手段になる可能性がある。
米カリフォルニア大ロサンゼルス校の研究チームが発表。
チームは、インターネットを毎日使う人と、
ほとんど使ったことがない人の計24人(55~78歳)を対象、
脳の活動を機能的磁気共鳴断層撮影(fMRI)で調べた。
その結果、ネットをほとんど使ったことがない人が、
2週間のうち7日、自宅で1時間ほどネット検索をしただけで、
毎日使う人と同じ程度、「中前頭回」など意思決定に
重要な中枢が活性化。
チームは、「ネット検索のとき、大切な情報を一時的に覚えたり、
絵や文から何が重要かをつかんだりすることが効果につながる」
とはいえ、ネット利用は良いことばかりではなさそう。
米オハイオ州立大の研究チームは、日記を書いたり、
コメントをつけたりできる交流サイト「フェースブック」を
利用している大学生は、勉強する時間が減り、
成績も悪くなる傾向があるとの調査結果を発表。
http://www.asahi.com/science/update/1202/TKY200912020153.html
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