2009年12月19日土曜日

選手との一体性必要 岩手国体強化策探る

(岩手日報 12月13日)

「いわてスポーツコンベンション2009」(国体県準備委など主催)は、
スポーツ関係者ら約180人が参加して開かれた。
日本一を経験した指導者によるパネルディスカッションなど、
2016年の2巡目岩手国体に向けた選手強化などに認識を深めた。

「岩手からの日本一を目指して」と題したパネルディスカッションでは、
アルベールビル五輪ノルディック複合団体金メダルの
三ケ田礼一・県体協スポーツ特別指導員を司会に、
富士大ホッケー部の西田範次総監督、盛岡商高サッカー部の
斎藤重信監督、北上翔南高陸上部の本正園子監督が意見交換。

選手を奮い立たせるため、本正監督は、
目標設定し、どうやるかを具体的に示す。
日本一になるにはどういう練習をし、生活すればいいか、
考え行動させる」と、指導者と選手が一体となった
取り組みの大切さを指摘。

斎藤監督は、「大学生やJリーグサテライトチームなどとの
練習試合などを繰り返した。
自分のプレーに達成感が得られれば、それが自信になる」と、
選手に積極性を植え付ける必要性。

日本一になったときには、「生活などでチームに落ち着きが感じられた」
(斎藤監督)、「選手が指導者の先を読んで行動していた」(本正監督)、
「リーダーを育てた。そこからチャンスが広がる」(西田総監督)。

11年の北東北インターハイや2巡目岩手国体に向け、
西田総監督は、「目的意識を持った選手が中央に流れることなく、
岩手で育てていきたい。
冬季でも、練習できるハード面の整備が必要だ」

「競技力の向上について」と題して講演した日本オリンピック委員会の
福田富昭副会長は、「選手強化には時間がかかる。
今から取り組まないと、国体に間に合わない」と指摘。

http://www.iwate-np.co.jp/sports/2009sports/m12/spo0912134.html

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