(東海新報 12月13日)
いわて沿岸広域観光推進会議が主催する「観光塾」は、
陸前高田市の気仙大工左官伝承館などで開かれた。
気仙三市町をはじめ、釜石、大槌五地域の観光関係者らが
同館や周辺施設を見学し、観光振興に向けた意見交換を行った。
同会議は、沿岸圏域における広域的な観光振興の取り組みを
推進しようと設立。
同塾は、地域の観光振興においてリーダー的役割を担う
「地域コーディネーター」の育成を図ろうと、昨年度から開設。
会場は、5地域の持ち回りとなっており、今年度3回目となった
この日、陸前高田で開催。
各地の地域コーディネーターや観光関係者ら約20人が参加。
一行は、同館に集合後、市観光ガイド・新沼岳志さんの案内で、
箱根山展望台や杉の家「はこね」を見学。
管理者の黄川田巳之助さんによる講話や意見交換会など。
黄川田さんは、昔の家の造りや習わし、しきたりなど解説。
「最近は上下関係がなくなってきているが、
昔は常に上下を大切にして生活していた」、
「子どもたちには、あいさつ、返事、履き物をそろえることが
教えることの三原則だった」
石臼と木製のきねを使って、昔ながらのもちつきを体験。
つきたてのもちはあんこやクルミで味付けし、
地元産の食材で作った料理とともに味わった。
意見交換会を開催。
参加者らは、見学した施設の印象などを踏まえ、
箱根山観光について誘客促進のアイデアを出し合い、
有意義な時間としていた。
http://www.tohkaishimpo.com/
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