2009年12月17日木曜日

箱根山舞台に「観光塾」 振興目指し学習会

(東海新報 12月13日)

いわて沿岸広域観光推進会議が主催する「観光塾」は、
陸前高田市の気仙大工左官伝承館などで開かれた。
気仙三市町をはじめ、釜石、大槌五地域の観光関係者らが
同館や周辺施設を見学し、観光振興に向けた意見交換を行った。

同会議は、沿岸圏域における広域的な観光振興の取り組みを
推進しようと設立。
同塾は、地域の観光振興においてリーダー的役割を担う
「地域コーディネーター」の育成を図ろうと、昨年度から開設。

会場は、5地域の持ち回りとなっており、今年度3回目となった
この日、陸前高田で開催。
各地の地域コーディネーターや観光関係者ら約20人が参加。

一行は、同館に集合後、市観光ガイド・新沼岳志さんの案内で、
箱根山展望台や杉の家「はこね」を見学。
管理者の黄川田巳之助さんによる講話や意見交換会など。

黄川田さんは、昔の家の造りや習わし、しきたりなど解説。
「最近は上下関係がなくなってきているが、
昔は常に上下を大切にして生活していた」、
「子どもたちには、あいさつ、返事、履き物をそろえることが
教えることの三原則だった」

石臼と木製のきねを使って、昔ながらのもちつきを体験。
つきたてのもちはあんこやクルミで味付けし、
地元産の食材で作った料理とともに味わった。

意見交換会を開催。
参加者らは、見学した施設の印象などを踏まえ、
箱根山観光について誘客促進のアイデアを出し合い、
有意義な時間としていた。

http://www.tohkaishimpo.com/

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