2010年6月13日日曜日

「南高梅」抽出化合物 梅干しに新型インフルエンザ抑制効果 和歌山県立医大が確認

(2010年6月2日 毎日新聞社)

和歌山県立医大は、同県のブランド農産物「南高梅」の
梅干しから、新型インフルエンザウイルスの増殖を抑制する
新しい化合物を発見。
宇都宮洋才同大准教授(病理学)は、
「梅干しを1日当たり5個程度食べれば、予防効果が期待できる」

この研究は、梅加工会社5社の寄付で設置した
機能性医薬食品探索講座が行った。

犬の肝臓から取り出した細胞にウイルスを感染させ、
1時間後に梅干しのエキスを加えた。
加えない場合と比べ、7時間後のウイルスの増殖が約90%抑制。
エキスに含まれる新たに見つかった化合物
「エポキシリオニレシノール」が、ウイルス増殖抑制物質と突き止めた。

この化合物について、同大は特許を申請し、商標登録する方針。
奥野祥治・和歌山高専助教(天然物化学)は、
「成分の多い梅を作ったり、エキスを抽出した製品を作るなど、
実用化を目指したい」

http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/6/2/121153/

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