2010年7月20日火曜日

変異HIVに有効な抗体 ワクチン開発前進か

(2010年7月9日 共同通信社)

さまざまなタイプのエイズウイルス(HIV)の感染や増殖を防ぐ
「中和抗体」を見つけたと、米国立衛生研究所などの研究チーム
米科学誌サイエンス(電子版)に8日、発表。
研究チームは、「(まだ実用化されていない)エイズワクチンの
開発を加速させることになるだろう」

HIVは、遺伝子が非常に変異しやすいため、
患者自身の免疫機能によって、感染を防ぐ中和抗体を作ることが
できても、すぐに効かなくなる問題がある。

チームは、HIVに感染したが発症していない60歳の男性の血液から、
さまざまな変異ウイルスに有効な2種類の中和抗体を発見。
報告されている変異ウイルスのうち、約90%に結合し、
無力化することを確認。

構造を分析した結果、この中和抗体は、どの変異ウイルスにも
共通する部分に結合することが分かった。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/7/9/122646/

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