(2010年7月15日 毎日新聞社)
島根大医学部付属病院肝臓内科の佐藤秀一・診療科長らの
グループは、肝がんを引き起こす主な要因であるC型肝炎について、
従来の治療に加え、ビタミンAを多量に投与すると、
治療効果が上がることを確認。
投与により副作用が増えることはなく、佐藤診療科長は、
「県内に多い高齢者や副作用の出やすい患者の治療にも
効果が期待できる」
C型肝炎では、インターフェロン注射とリバビリン内服の併用が
最も効果的な治療法とされ、難治型と言われる患者では
半数程度しか完治しない。
研究は、同病院と県立中央病院、松江赤十字病院が、
06~08年に共同で実施。
難治型のC型慢性肝炎患者42人を2組に分け、一方にのみ
ニンジン1250g(約10本分)に含まれるビタミンAを毎日投与しながら、
半年間治療を行った。
その結果、治癒したのは、通常の治療を行ったグループでは9人(43%)、
ビタミンAを投与したグループでは13人(62%)、効果が実証。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/7/15/122890/
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