2008年10月22日水曜日

運動のガイドライン:ジムを減らし、楽しみを増やす

(WebMD 10月7日)

新しい米国連邦の運動ガイドラインによれば、
小児・青少年は毎日1時間以上、大人は週2回、1回1時間半以上の
運動を行うべきである。

このガイドラインは米国人に対し、体重減少、慢性疾患予防、
長生きのために身体を動かすことを推奨。

これまでの取り組みとは異なり、ジム運動の重要性が低下し、
人々がもっと楽しめる運動を支持する内容。

「生活に採り入れやすい運動を選ぶべき」とこのガイドラインを発表した
米国保健福祉省長官であるMichael O. Leavittは、
「身体を動かしさえすれば、何でもよい」

諮問委員会は、小児・青少年は毎日1時間以上運動し、
週に少なくとも3日はより強度の高い運動を行うべき。
代理長官であるSteven Galsonは、
「木登りをしたり、公園に行ったり、飛んだり跳ねたりするゲーム
(hopping and skipping games)をすればよい」

米国の成人の3分の1以上は、運動量が推奨された量に満たず、
4分の1は定期的な余暇時間の運動をまったく行っていない。
糖尿病、心疾患等の慢性疾患および早死のリスクが高くなる。

本ガイドラインでは、1週間につき2.5時間の中強度の運動または
1時間15分の激しい運動を行うことを推奨。
成人に対し、活動と強度を「うまく組み合わせる」ことを推奨、
最低でも1日10分の運動を推奨。
成人は、すべての主要筋群の筋力強化運動を週2日以上実施すべき。

中強度の有酸素運動の例として、社交ダンス、早足のウォーキング、
10マイル(約16km)/時未満の速度での自転車こぎ、水中エアロビクス、
ガーデニングがあげられる。
激しい運動としては、ジョギング、ランニング、なわとび、
上り坂または重いリュックを背負ってのハイキング、
10マイル(約16km)/時間以上の速度での自転車こぎがあげられる。

本ガイドラインでは以下の事項も推奨:
健康な妊婦:妊娠中および産後期の2.5時間以上の中強度の運動
身体障害のある成人:週に2.5時間の運動(可能な者)
65歳以上の成人:能力に応じて週に2.5時間。
転倒リスクが高い高齢者にはバランスを保つのに役立つ運動。

本ガイドラインでは、ジムおよび運動クラスの重要性が低下し、
多くの米国人にとって継続が容易な運動を支持する内容。
「好きな運動を選んで」とGalson代理長官は述べる。

コロラド大学人間栄養センター(Center for Human Nutrition)長である
James O. Hillは、本ガイドラインを運動に関する初めての
包括的かつ国家的勧告であると称賛。
「重要なのは、『多いほどよい』ということ。
人々がどのように達成し、どのように運動を増やすかを理解する
手助けをしているにすぎない」。
Hill博士は、米国栄養学会(American Society for Nutrition)会長も務める。

http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=SPECIALTY&categoryId=580&articleLang=ja&articleId=81409

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