2009年1月22日木曜日

河田阪大教授が“私塾”開講 「理工系博士を社会へ」 NPOも申請

(日経 2009-01-19)

理工系の博士取得者を政治家や起業家として送り出そう—
最先端の科学を学んだ人材が、研究以外の分野でも社会で活躍できるよう、
大阪大学の河田聡教授が“私塾”を開講。

ベンチャー企業の社長や作家になった理系出身者らを講師に招き、
博士課程在籍者に様々な進路を紹介。
国際社会で活躍できる人材の育成を目指す。

河田教授は光学が専門で、阪大工学部の改革にも。
主宰する「科学者維新塾」は、幕末の蘭学者、緒方洪庵が大阪で創設し、
明治維新期に社会で活躍した多くの人材を輩出した「適塾」にならった。

博士号をもつ理工系人材が、政府や企業経営の重要ポストに就いて、
国や企業を率いている例は、海外ではよくみられるが、日本では少数。
大学や大企業で研究職に就くだけでなく、議員や小説家、経営者などに就いた
体験談を聞き、若手科学者のキャリア形成に生かしてもらう。

「メルトダウン」などの著書がある作家の高嶋哲夫氏や
阪大発ベンチャー、ナノフォトンの謝林社長らを講師に毎月1回、
大阪市内で塾を開く。
運営のための非営利法人の設立も内閣府に申請。東京の開催も計画。

http://netplus.nikkei.co.jp/ssbiz/_techno/_te090116.html

0 件のコメント: