2009年10月4日日曜日

五輪決定のリオ、14年にはW杯…治安維持が課題に

(朝日 2009年10月3日)

IOC総会の投票で、16年夏季五輪の開催地は
リオデジャネイロとなり、東京の夢はかなわなかった。

招致表明から4年、環境を前面に押し出したが、
IOC委員の心はつかみきれなかった。
日本の夏季五輪招致は、名古屋、大阪に続いて3回連続で失敗。

南米初の五輪開催という歴史に名を残すことになった
リオデジャネイロだが、課題は少なくない。

サッカーの14年W杯も控える中、最大のハードルは治安維持。
犯罪の温床であるスラム街「ファベーラ」は、市内各地に点在、
その数は1千程度。
競技会場は海に近い場所、内陸部など主に四つの地域に分かれ、
会場の近くにもファベーラがある。
リオ市の人口の6分の1に当たる100万人がその住人。

そのため、躍起になって治安回復に取り組んでいる。
リオ当局は、昨年11月から日本をモデルにした
リオ風の交番を設置。
犯罪の多いファベーラでギャングを一掃し、
24時間体制で警察官が常駐。
日本で1カ月、交番の研修を受けた者も。

警察官は、住民と人間関係を築き、子供にサッカーなどの
スポーツも指導。
この試みは、犯罪発生の抑制に一定の成果をあげ、
IOCの評価報告書でも評価。

08年、リオデジャネイロ州で起きた殺人事件は5717件、
警察とギャングの撃ち合いの巻き添えなどで1137人が死亡、
治安がどこまで保障されるのか不透明。

もう一つの宿泊施設の不足は、大型のホテルを3つ新設、
2つを拡張するなどして補う。
リオの招致委は、「IOCから必要とされた4万部屋を
30%上回る5万2800部屋が確保できる見通しになった」

交通アクセスも懸念、開催期間中に学校を休校し、
一般車両を制限、地下鉄の延長などで対応する。
インフラ整備も欠かせない。

http://www.asahi.com/sports/spo/TKY200910030004.html

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