(日経ヘルス 11月24日)
カゴメ総合研究所は、兵庫県健康財団との共同研究で、
野菜ジュースの摂取が、メタボリックシンドロームの予防・改善に
効果がある可能性を示すデータを発表。
日本公衆衛生学会総会第68回大会で報告。
被験者は、兵庫県佐用町在住の56~83歳の55人。
野菜ジュースを、1日1本2カ月間摂取する群24人と、
摂取しない群31人に分けた。
野菜ジュースは、同社の「野菜一日これ一本」(200ml)を用いた。
摂取群と非摂取群で、中性脂肪や総コレステロールなど、
九つのメタボ関連マーカーを比較、有意な差はなかった。
摂取群と非摂取群で、メタボ関連マーカーの値が高めと低めの
二つずつのグループに分けて解析、
摂取群のうち、中性脂肪やインスリン抵抗性の指標の
HOMA-IRが高めのグループで、二つの数値が有意に改善。
摂取群の低め、非摂取群の高め、低めのグループでは差はない。
野菜ジュース摂取前に、血中総カロテノイド濃度
(αカロテン、βカロテン、リコピン、ルテインを合わせた濃度)と
メタボ関連マーカーとの相関を解析、
血中総カロテノイド濃度と、中性脂肪、HOMA-IR、
収縮期血圧(上の血圧)との間に有意な負の相関。
血中総カロテノイド濃度の高い人は、これらの値が低く、
メタボのリスクが低い。
http://nh.nikkeibp.co.jp/article/nhpro/20091124/104980/
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