2009年12月1日火曜日

RNA運搬の仕組み解明 保護され核から細胞質へ

(2009年11月27日 共同通信社)

「RNA干渉」と呼ばれる生命現象にかかわる遺伝子の断片が、
細胞内で運搬される仕組みを、
大阪大や兵庫県立大などのチームが解明、
27日付の米科学誌サイエンスに発表。

RNA干渉は、小さなRNA断片が、タンパク質をつくる
ほかの遺伝子の働きを制御する現象。
断片は、約700種類あるが、なかには発がんやC型肝炎ウイルスの
増殖に関係するものも見つかっている。

兵庫県立大の月原冨武特任教授は、
「さらに詳しい仕組みが分かれば、病気の新たな治療法に
つながる可能性がある」

チームは、細胞核でつくられたRNA断片が、2種類のタンパク質が
組み合わさった複合体に守られて細胞質に運ばれるのを確認。
RNAの一部は端から突き出して、ほかのRNA断片と
区別する目印になっていた。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2009/11/27/112031/

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