(サイエンスポータル 2009年11月24日)
世界気象機関(WMO)は、大気中の温室効果ガス濃度が
昨年、産業革命以降で最高となったと発表。
地球温暖化への影響が一番高いと考えられている
CO2は、2007年に比べ、2.0ppm上昇し385.2ppmに、
メタンは同じく7ppb増え1,797ppbに、
N2Oは0.9ppb増の321.8ppb。
ハロカーボンも、フロンガス規制でクロロフルオロカーボンなどは
少しずつ減っているものの、代替フロンが急激に増え、
これらの温室効果が心配。
大気中のCO2濃度は、化石燃料の大量消費など
人為的な影響がほとんどなかった産業革命以前の
1750年までは280ppmとほぼ一定に保たれていたが、
その後、上昇を続けている。
温室効果への影響力を見る放射抗力(radiative forcing)で比較、
もっとも影響の大きいのはCO2、1750年に比べ、
温室効果ガスによる地球温暖化影響増加分の63.5%。
次いで、メタンが18.2%、N2Oは6.2%、
残り約12%がハロカーボン。
http://www.scienceportal.jp/news/daily/0911/0911241.html
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