(毎日 12月6日)
授乳をすると、子宮が収縮し流産になるとして、
明確な根拠がないまま、国内の産科医療機関で
中止を指導されることの多い妊娠中の授乳について、
浜松市の産科医が、授乳は流産と無関係とする論文を、
日本産科婦人科学会の学会誌に発表。
石井第一産科婦人科クリニックの石井広重院長は、
96~00年に、同院で第2子の妊娠が確認された
20~34歳の女性のカルテをもとに分析。
第1子が満期産(妊娠37週以上42週未満に出産)で
流産の経験がない人で、授乳中だった110人と、
授乳していなかった774人を比較。
授乳群で、流産は全体の7・3%に対し、
授乳しない群は8・4%、有意な差はなかった。
石井院長は、「母乳育児は母子双方にメリットがあり、
禁止はすべきでない」
日本赤十字社医療センターの杉本充弘周産母子・小児
センター長は、「データに基づき、無関係とはっきり示した
論文は、国内では初めて。
中止を指導していた施設は、方針転換した方がよい」
http://mainichi.jp/select/science/archive/news/2009/12/06/20091206ddm003040130000c.html
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