2010年11月15日月曜日

日本医師会2025年以降に公的医療保険一本化を提案

(サイエンスポータル 2010年11月12日)

日本医師会は、報告書「国民の安心を約束する医療保険制度」を公表、
「公的医療保険制度の全国一本化」を提案。

一本化実現までの道筋として、「一般および高齢者の医療保険制度を
一体的に検討し、その方向性が固まった時点で、
新たな制度の実施時期を設定」し、
高齢者医療制度と市町村国保を都道府県単位で統合し、
地域保険を創設。
職域保険として、共済組合を協会けんぽに統合し、
組合健保を段階的に協会けんぽに統合する」。

職域保険(協会けんぽ)に、国保組合を統合。
地域保険的な国保組合については、地域保険への移行も可能」とし、
保険料の見直しなどにより、財源面での一体的運用(一元化)を図り、
「2025年以降を目標に、都道府県ごとの地域保険および
職域保険(協会けんぽ)を全国一本化する」。

2008 年創設された現行の後期高齢者医療制度は、
「高齢者の切り捨て」との批判、同年6月に早くも
「保険料の軽減措置」、9月に「1割から2割に引き上げられることに
なっていた70~74歳の患者一部負担割合を、
2010年3月まで1割負担を継続」という見直しを迫られた。

民主党政権も、これらの措置を2010年度も継続することを決めている。
09年11月の第1回高齢者医療制度改革会議で、
長妻昭厚生労働相(当時)が、後期高齢者医療制度を廃止し、
地域保険としての一元的運用を目指す方向を示している。

http://www.scienceportal.jp/news/daily/1011/1011121.html

0 件のコメント: