2010年11月14日日曜日

損傷DNA、立体構造を解明 いわき明星大の竹中教授ら

(2010年11月10日 毎日新聞社)

牛や羊の赤身肉を多量に食べると発生し、
胃や腸にがんを誘発するとされる損傷DNAの立体構造を
解明したとして、いわき明星大薬学部の竹中章郎教授らの
グループは、「国際核酸化学シンポジウム」で発表。
竹中教授は、「薬を開発する手がかりになる」

竹中教授らは、損傷DNAと正常DNAを結晶化して、X線解析で比較。
損傷DNAに並んでいる4種の塩基の一部が、
本来あるべきではない別の塩基に置き換わっている場所を特定し、
損傷DNAの立体画像を作成。
修復機能を持つたんぱく質にもとらえられず、
異常なまま複製され続けることも分かった。

DNAの塩基の一つを変換するのは、胃や腸などで作られる
アミノ酸の一種とされ、損傷DNAは細胞の突然変異を引き起こし、
がんを誘発する。

http://www.scienceportal.jp/news/daily/1011/1011111.html

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