2010年11月15日月曜日

パナソニック「病院まるごとロボット化」

(2010年11月9日 読売新聞)

パナソニック ヘルスケアは、薬剤鑑査業務の作業負荷を低減すべく、
払い出された錠剤の計数確認を自動処理する
「錠剤鑑査支援ロボット」を開発。

2010年度中の販売開始を目指す。
薬剤鑑査では、処方箋に基づいて薬剤を取り揃えた後、
患者に処方する前に、処方箋と薬剤を目視で全数照合。
近年、慢性疾患患者が増加し、一包化薬の長期処方が急増、
薬剤鑑査で薬剤師の負担が増大。

今回、同社が開発した「錠剤鑑査支援ロボット」は、
画像処理技術で、錠剤包装後の正確な自動錠剤計数鑑査ができる。
三洋電機の自動錠剤包装機とも連携できる。

現在、パナソニック ヘルスケアでは、
パナソニックと共同で行っている「ロボット事業化プロジェクト」の一環として、
「病院まるごとロボット化」を目標に、医療従事者をアシストする
医療福祉ロボットの事業展開を目指している。

2010年度は、「薬剤部まるごとロボット化」を中心に開発、
4月には第1弾として「注射薬払出ロボットシステム」の販売を開始。

現在、病院経営の合理化に貢献するシステムとして、
自律制御により自動的に障害物を回避し、病院内の搬送業務を
サポートするロボット「HOSPI」の実証実験を、
パナソニックと共同で、松下記念病院内で進めている。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/11/10/128129/

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