2010年11月19日金曜日

3店舗の工夫を紹介「ウルトラD」成果報告会 大船渡

(東海新報 11月17日)

県商店街振興組合連合会が主催する成功店モデル創出波及事業
「ウルトラD大船渡」成果報告会が、コラソンまるしちで開催。

6月以降、研修を重ねてきた盛町内の3店舗が事例を紹介し、
地道に続ける工夫や自己意識を変化させる大切さを伝えた。

同連合会では、「魅力ある商店街実現のためには、
魅力ある店舗の集積でなければいけない」との考え方から、
個店指導を行うことで、商店街の活性化を図ろうと企画。

臨店研修先は盛、大船渡の両商店街振興組合員から募集。
選考の結果、盛町にあるイセキ、まるよ、くすりのタカギの3店舗。

各店舗での取り組み内容を広く商業関係者らに聞いてもらおうと、
報告会を開催。
県や市、大船渡商議所などが後援し、市内外から約40人が参加。

連合会事務局から、4カ月間にわたる研修の概要が示された。
3店舗個別の研修は7月から始まり、
講師は、中小企業診断士の高橋幸司さん。
福島県内に事務所を構え、コンサルティング先の8割が小規模事業所、
5年前から全国各地でこの事業の指導役を務めている。

7~10月まで、月1回のペースで臨店指導や3店舗関係者が揃っての
サークル研修を受けた。
各店では、商品の陳列やダイレクトメールの記入内容など、
細かい工夫を重ねた。
その結果、9月の売り上げが前年同月比で4割伸びた店舗も。

各店舗ごとの報告では、店舗内の写真や実際に作成したチラシ、
広告を示しながら、取り組み内容を紹介。
「良い余韻が残っているうちに、もっと行動を続けていきたい」、
「自分自身の店舗に対する意識が変わった」など、
今後に向けた前向きな発言も多かった。

実際に目に見えた形で効果が出ている事業とあって、
出席者も熱心な表情で聴講。
各店舗ごとの報告後には、質問も相次いで寄せられ、
関心の高さをうかがわせた。

http://www.tohkaishimpo.com/

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