2011年7月3日日曜日

ルース米大使が来県 陸前高田などで交流や奉仕活動

(岩手日報 6月29日)

ルース駐日米大使は、東日本大震災で大きな被害を受けた
陸前高田市、大船渡市、大槌町を訪問し、両市長と懇談。

津波で死亡した米国人モンティー・ディクソンさん(26)が、
英語を教えていた陸前高田市の米崎小では、
ディクソンさんの生前の思い出話に耳を傾け、
子どもたちの歓迎を受けるなど、日米の絆を再確認。

ルース大使は、陸前高田市役所で戸羽太市長から被災状況の説明を受け、
「日米の友好関係は非常に深い。力になりたい」と強調。
米国が、今後も被災地支援に全力を挙げる考えを伝えた。

米崎小では、佐藤圭子校長が、ディクソンさんが震災当日まで
授業をしていたことを紹介。
「子どもたちに慕われ、教職員も(彼のことを)大好きでした」と、
昔の写真を見せながら語った。

大使は、ディクソンさんの家族が、
「彼にとって特別な学校、地域社会だった」と話していたと述べ、
佐藤校長に謝意を表明。
その後、5年生のクラスに立ち寄り、
「大きくなったら米国に来てほしい」と語りかけ、握手攻めに。

大船渡市役所で、戸田公明市長と懇談後、
震災直後に米国の救援隊と一緒に活動した大船渡消防署を訪れ、
署員の労をねぎらった。

同市盛町では、同市を拠点に家屋の復旧などに当たっている
米国のNPO「オールハンズボランティア」と共に、
被災したコンノ自動車整備工場のショールーム解体作業に参加。
社長の今野一夫さん(44)は、「感謝の一言です」と握手。
大使は、大槌町の避難所も訪問。

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110629_1

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