2011年7月9日土曜日

子どもに栄養ドリンクはダメ、スポーツ飲料も不要 米研究

(CNN 5月31日)

栄養ドリンクは、10代までの子どもにふさわしい飲料ではなく、
スポーツ飲料も、ほとんどの子どもにとっては必要ない、
とする研究報告を米国の専門家が米小児科学会誌に発表。

報告は、同学会に所属する栄養学やスポーツ医学の研究者がまとめた。
栄養ドリンクは、集中力や精神力を高めるなどの効果をうたい、
大量のカフェインやガラナ、朝鮮人参、タウリンなどの
滋養強壮成分が配合。

こうした飲料を子どもが飲むことには危険が伴う、と研究チームは解説。
栄養ドリンクと心拍数や血圧の上昇、睡眠障害、
不安神経症との関係を指摘。

栄養学専門家のマーシー・シュナイダー氏は、
「多くの場合、ラベルを見ただけではどのくらいのカフェインが
入っているのか分からない」、
「エネルギードリンクの中には、ソーダ14缶分に匹敵する500mg以上の
カフェインが含まれているものも」と警告。

運動で失われる水分や電解質の補給をうたって、
炭水化物やビタミンなどを配合したスポーツ飲料については、
激しい運動や長期に及ぶ練習をする若者の場合は効果的な場合も。

そうでなければ、ビタミンやミネラルはバランスの取れた食生活を通じて
摂取すべきだと指摘、「定期的に運動しているほとんどの子どもにとって、
普通の水が一番よい」(スポーツ医学専門家のホリー・ベンジャミン氏)。

スポーツ飲料には、子どもには不要な余分なカロリーが含まれ、
肥満や虫歯の原因になりかねない。
「運動後には水を飲み、食事の時には推奨摂取量のジュースや
低脂肪牛乳を飲んだ方がいい」

http://www.cnn.co.jp/fringe/30002918.html

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