2008年5月31日土曜日

いわて地産地消弁当 気仙の3品目も認証販売に大きな弾み

(東海新報 5月23日)

県産米と県産食材を使用した「いわて地産地消弁当」として、
県は10品目を認証。
気仙からは、大船渡市内の業者が応募した弁当で、
新鮮な海の幸を主な食材とした3品目が認証。

地産地消弁当の“お墨付き”を受け、
消費者の信頼確保と販売促進に大きな弾みがつくと期待。

この認証制度は、いわての豊かな農林水産物を用いた
特色ある弁当を県が認証することにより、
食の安全、安心などに対する消費者の信頼を高め、
販売促進に結びつけようと、今年度創設。

認証する弁当は一般に販売する弁当で、
「いわて地産地消弁当」の認証ガイドラインを満たすのが条件。

ガイドラインは、
1)使用する原料米、原料雑穀が県産
2)惣菜の主な原材料が県産(水産物は県内で水揚げされたもの)
3)県内工場で生産されたもの
4)岩手の地域を連想させる名称が付されている

これらの条件を満たした10品目が。
地産地消弁当の第一弾として認証。

気仙で認証を受けたのは、(株)丸森の「三陸大船渡海の旬華弁当」、
碁石給食(株)の「いわて恵みづくし弁当」、
(株)小川の「けせん黄金海道弁当」。
いずれも新作で、県産のひとめぼれを100%使用。

「三陸大船渡海の旬華弁当」は、酒蒸しウニと醤油漬けした
イクラ、ホタテ、ママスの照焼きなど海の食材をふんだんに使用。
玉手箱のような重箱に旬の野菜も盛りつけ、ちらし寿司風に仕上げた。
小売価格は千八百円。

「いわて恵みづくし弁当」は、五穀米を加えたウニの炊き込みご飯に、
さんまハンバーグやイクラ、めかぶ、カキ、ホタテ、ミニアワビを添えた弁当。
サンマハンバーグは、頭とワタを取り除いた
サンマを骨ごとミニサーにかけた。小売価格は千三百円。

「けせん黄金海道弁当」は、三陸産の大粒イクラの醤油漬けと
粗挽き焼きサケのほぐし身をメーンの惣菜とした弁当。
アクセントに昆布煮を添え、南部どり玉子を使った錦糸玉子で
黄金海道の彩りを演出。小売価格は千五十円。

3品とも自社店舗での予約、店頭販売が中心。
碁石給食では配達、丸森では自社ホームページでの
注文などにも対応。小川は、三陸鉄道での車内予約販売も行う。

認証のメリットは、▽弁当パッケージ等に「県認証マーク」を貼付が可能、
▽店頭POPや弁当パッケージに「知事コメント及び写真」を使用可能。
丸森では、「認証の効果は大きい。県のホームページで紹介され、
市外からも多くの注文が入っている」。
認証を受けた3社とも、海のまち・三陸の特色を生かした
地産地消弁当として、今後の販売促進に期待。

http://www.tohkaishimpo.com/

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