2008年11月17日月曜日

県産雑穀で料理の腕競う 鷲北さん最優秀賞

(岩手日報 11月12日)

2008年度県産食材料理コンクール(県外食産業協議会)は、
盛岡市志家町のサンセール盛岡で開かれた。
日本一の生産量を誇る県産雑穀を初めてテーマに据え、
プロの料理人が創意と技術を競った。
盛岡市・ホテル東日本の鷲北真吾さん(28)の
「雑穀米詰め杜仲茶ポークの蒸し煮」が最優秀賞(県知事賞)。

県産雑穀に加え、県産食材を使用した原価500円以内の
和食、洋食、中華、デザートなど1品料理28点が出品。
県調理師会の加藤綱男会長を審査員長に、
5人の審査員が味や基本技術、食材の生かし方などを5段階で評価。

鷲北さんの料理は、豚バラ肉のブロックに、ヒエやアワ、キビ、ハトムギ、
うるち米を詰め2時間蒸した。
しょうゆベースのあんを添え、蒸しパンに挟んで食べる。

鷲北さんは、「雑穀の使い方が難しかった。調理法を追求していきたい」と
意欲を新たにしていた。
受賞作品は今後、ホテルでも提供される予定。

加藤審査員長は、「蒸す、煮るなど下処理を十分にすること、
別の食材のうま味に合わせることがポイント。
食感をアクセントにするなど、自分なりに雑穀を生かした料理を作ってほしい」

県外食産業協議会の葛巻治会長は、
「ヘルシー志向で雑穀に目が向いている。
全国に発信する方法を考えていきたい。
ホテルやレストランでも、雑穀を使った料理を提供していただきたい」

入賞者は次の通り。
◇一般の部
▽優秀賞 下河原健(ホテル東日本)
▽奨励賞 高村和佳(盛岡調理師会青年部)、
木村佳宏(ホテルメトロポリタン盛岡)、府金洋平(ホテル東日本)
▽特別賞 工藤昌子(北日本ハイテクニカルクッキングカレッジ)
◇新人の部
▽最優秀新人賞(県外食産業協議会長賞) 石山歩美(ホテルメトロポリタン盛岡)
▽優秀新人賞 村上亮(ホテル東日本)
▽新人奨励賞 黒沢司(清次郎)

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20081112_9

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