2009年2月16日月曜日

太陽光発電設置家庭に新たな補助

(サイエンスポータル 2009年2月12日)

太陽光発電装置を設置した家庭に対し、
電力会社に余剰電力を売電する際、価格に上乗せ金を支給するという
ユニークな補助制度を、東京都渋谷区が新年度から実施。

一般家庭が、住宅に太陽光発電パネルを取り付ける場合、
設置費用を補助する制度を国が2008年度から実施、
東京都も2009年度から実施の予定。

渋谷区が発表した2009年度予算案によると、
補助額は発電電力1キロワット時あたり年間30円。
一般家庭が、太陽光発電による余剰電力を電力会社に買い取ってもらう
価格は、1キロワット時あたり22円。

区の試算によると、3キロワットの太陽光発電設備
(約30平方メートルのパネルで可能)を設置すると、
期待できる年間の発電量は約2,800キロワット時。
この半分を家庭で消費し、残り半分を電力会社に売るとすると、
電力会社の買値1キロワット時、22円に、
区の補助による30円が上乗せされて52円に。

この結果、減価償却に32年かかるところ、17-19年で設置費用の回収が可能。
補助の対象は、渋谷区内の住宅で太陽光発電設備を既に導入しているか
新規に設置する世帯。

期間は2009年度から3年間で、100戸を対象に初年度400万円の予算。
区の試算の基となった3キロワットの太陽光発電設備の設置費用は約200万円、
このうち国と都からの設置補助が50万円。

http://www.scienceportal.jp/news/daily/0902/0902121.html

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