(読売 5月13日)
山形大は、有機ELなど有機エレクトロニクス(電子工学)の
研究拠点を創設。
「地方大学の生き残りをかけた大きな挑戦」として、
ノーベル賞受賞者の参画などで世界最高峰の研究拠点を目指す。
10億~20億円を投じ、延べ面積6000平方メートル程度の研究施設を、
山形県米沢市の同大工学部内に今秋着工。
研究費や報酬などに年間3億~5億円が必要と見込んでおり、
科学技術振興機構などに支援を求める。
同大は、有機EL研究で世界トップ級の城戸淳二教授を筆頭に、
照明などへの応用を中心に研究を進めてきた。
この研究拠点では、ノーベル化学賞受賞者のアラン・ヒーガー氏が
アドバイザーに就き、城戸教授ら世界の第一線で活躍する研究者で
チームを結成し、「有機太陽電池」や「有機トランジスター」など
新分野の研究を進める。
将来的には、環境にも配慮した発電する建材、
心電図のデータを測れる包帯といった医療装置などの活用策を探る。
◆有機EL
電圧をかけると発光する有機物を使った技術。
消費電力が小さく、紙のように薄型化が可能で、
携帯電話やテレビなどに使われる。
電子ペーパーなど幅広い用途が期待。
有機物の劣化に伴う寿命の短さなどが課題。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090513-OYT1T00714.htm
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