(2009年5月14日 WebMD)
舌および顔面の体操を毎日30分間行うことによって、
閉塞性睡眠時無呼吸の重症度が軽減される可能性があると、
ブラジルの研究は示している。
研究には、中等度の閉塞性睡眠時無呼吸の成人31例。
言語療法士が16例の患者に、舌および顔面の体操を
毎日30分間行うよう指導した。
体操には、舌を歯ブラシでブラッシングすること、
舌の先端を軟口蓋につけて舌を後ろの方にすべらせること、
母音を速くまたは連続的に発音すること、
物を食べる時、舌を特定の位置に保つことが含まれた。
残り15例の患者は、舌または顔面の体操を習わなかった。
単に、1日に30分間、座って鼻で深呼吸をする練習をするよう指導。
3カ月後、舌/顔面体操群の患者は閉塞性睡眠時無呼吸の
重症度が39%低下した。
体操を習う前よりも、いびきが少なくなった、よく眠れるようになった、
日中の眠気が少なくなったと報告。
BMIは変化していなかったにもかかわらず、
研究開始時よりも首まわりが細くなった。
比較対照群では、そのような改善は認められなかった。
どの体操が最も重要かは、より大規模の研究が必要だが、
気道の周囲の筋肉を強化することによって、
睡眠中に虚脱する可能性が低くなる。
ブラジルのサンパウロ大学医学部睡眠研究所の
Katia Guimaraes博士。
『American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine』
5月15日号に掲載。
論説によると、患者が行った体操の一部は
他のものよりも有用であった可能性。
「上気道リモデリングのメカニズムである可能性がある、
舌の強化を目標にすることは、理にかなっている」
http://www.m3.com/news/SPECIALTY/2009/5/14/98231/?pageFrom=m3.com
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