2009年8月2日日曜日

子どもの朝読、家読推進 県教委がプラン

(岩手日報 7月27日)

「中2で1カ月4冊の読書」。
国民読書年を来年に控え、県教委はこんな数値目標を掲げた
「いわて子ども読書プラン2009」をまとめた。

活字離れが叫ばれる中、朝読書や全校読書を推進する
「朝読(あさどく)」と、家庭や地域が協力する「家読(いえどく)」で、
中2の月平均読書数を3冊から1冊増やす。

学校現場から、「ゆとり教育の見直しで読書に充てる時間は減っている」
との声も聞かれ、子どもを取り巻く読書環境の改善が求められている。

同プランは、5カ年計画。
08年度で終了した第1次プランでは、08年度の1カ月の平均読書冊数は
小5が9・9冊(03年度8・9冊)、中2が3冊(同2・4冊)、
高2が1・8冊(同1・3冊)と増加。

1カ月間、1冊も本を読まなかった児童生徒(08年度)は、
小5が1%(03年度2%)、中2で22%(同26%)、高2で33%(同49%)。
学年が上がるにつれ、広がる読書する子としない子の二極化は大きな課題。

プラン2009では、「本に親しむ環境づくり」に加え、
読書時間の確保などに取り組む。
学校での朝読書や全校読書を推進し、
子どもが読書の楽しさを感じるようにする。
親子で読書に親しむ家庭の取り組みや、教育振興運動など
地域での活動は「家読」という言葉に託した。

県教委生涯学習文化課の大月光康総括課長は、
「子どもが本に触れる機会を少しでも増やしたい。
そのため、学校、家庭や地域の取り組みが継続して行われるよう、
行政として支援していきたい」

学校現場から、「ゆとり教育からの転換で、授業時間は増えたものの
読書時間はなかなか確保できない。
児童生徒が、本に触れる時間を学校だけで増やすのは難しい」
(30代女性中学教諭)。

新プランでは、08年度を基準年に5年後の数値目標を設定。
月平均読書数は、小5が12・7冊、中2が4冊、高2は2・4冊。
不読者は小中をゼロに、高2は19ポイント減の14%に。

岩教組の菊池智尋書記長は、
「十分な読書時間が取れない学校のカリキュラム。教師の多忙化。
ゆっくりとわが子とかかわれない保護者。
読書推進には、幅広い環境の改善が必要。
良さの押しつけではない支援を期待したい」

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20090727_6

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