2009年8月2日日曜日

札幌市時計台、「機械遺産」に 128歳、今も現役

(朝日 2009年7月29日)

日本機械学会は、国内に現存し、歴史的に意義のある
「機械遺産」として、北海道の観光名所になっている
札幌市時計台の時計装置など、6件を新たに選んだ。
8月7日「機械の日」、芝浦工業大豊洲キャンパスで認定式を行う。

札幌市時計台は、1878年、札幌農学校の「演武場」として建設。
当初、小さな鐘楼がついていたが、1881年改修され、時計が設置。
同学会は、「設置当初の機構が現在も稼働しているという点で、
時計塔の機構部としては国内現存最古といえる」と評価。

機械遺産の認定制度は07年に始まり、今年が3回目。
文化遺産として大切に保存し、次世代に伝えていくことが目的。
これまで、初代新幹線0系車両、国産旅客機YS11など31件。

今年選ばれたのは、精米などに使われた旧峯岸水車場(三鷹市)、
歯車の歯切り加工をする親歯車ホブ盤HRS―500の
マスターウォームホイール(沼津市)、
国内最古の自家用乗用車「ロコモビル」(北海道北斗市)、
現存最古の国産乗用車「アロー号」(福岡市)、
機関車の向きを変える英国製50フィート転車台(静岡県川根本町)。

http://www.asahi.com/science/update/0728/TKY200907270460.html

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