2009年10月17日土曜日

本県から3人選出 農水省の「地産地消の仕事人」

(岩手日報 10月14日)

農林水産省の本年度の「地産地消の仕事人」に、
県内から3人が選ばれた。

農林水産物の地産地消活動に貢献した人をたたえる賞で、
加工施設「あぐりちゃや」(紫波町)の細川栄子代表(53)、
農事組合法人「いさわ産直センターあじさい」(奥州市)の
高橋寿子組合長(53)、出崎地区産地直売施設組合(宮古市)の
山崎時男組合長(70)が受賞。
3人は、特産物を生かした地域づくりへの思いを新たにしている。

【細川栄子さん】
紫波町片寄の産直あぐり志和で、しわ黒豚や紫波もちもち牛、
地元農産物を使った料理を食堂「あぐりちゃや」で提供。
食堂を切り盛りする農業女性6人の代表を務め、
農家の家庭料理のおいしさを広く伝えている。

弁当や総菜も手掛け、産直で販売するほか、
紫波もちもち牛の生産者として町内の催しで料理法の講習も行う。
「伝統の味を大事に守り、地元で今取れている農畜産物の良さを
これからも紹介したい」と意欲を新たにする。

【高橋寿子さん】
1999年、任意組合として80平方メートルのプレハブ店舗から
スタートした農事組合法人いさわ産直センターあじさい。
販売目標に基づく栽培管理で業績を上げ、規格外野菜も
有効利用しながら、レストランや総菜加工も展開。
年間売上高を、設立時の3倍の約1億円に伸ばした。
百貨店などでの出張販売や弁当の仕出しも手掛ける。

組合員73人を率いる高橋さんは、
「待ちの姿勢でなく、需要を敏感にとらえ応えていきたい」と笑顔。

【山崎時男さん】
宮古市のシートピアなあどで産直を展開する
出崎地区産地直売施設組合。
設立から組合長として品質管理の指導やホームページ開設による
情報発信など、信頼される産直作りに取り組んできた。
仕事人選定について、「わたしだけではなく、みんなの力。感謝したい」

学校給食への地場産品の利用拡大を提唱するなど、
地産地消を推進。
「現状維持ではなく、新しいことにも挑戦していきたい」と抱負。

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20091014_16

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