2009年10月13日火曜日

慢性疲労症候群:マウス白血病「XMRV」ウイルスが原因

(毎日 10月9日)

原因不明の強い疲労が続く「慢性疲労症候群」の患者は、
マウスの白血病ウイルスに近い「XMRV」に
極めて高率で感染していることが、
米国立がん研究所などの分析で分かった。
9日付の米科学誌サイエンスに発表。

同症候群の原因に、ウイルスの過剰増殖による
免疫反応の異常があり、研究チームは
「XMRVが関与している可能性が出てきた」と説明。

血液検査の結果、米国の患者101人のうち68人(67%)で、
XMRVが陽性反応を示した。
健康な人の陽性は218人中8人(3.7%)。

同症候群は、1980年代に米国で確認され、
世界に約1700万人の患者がいると推定。

これまでの研究で、さまざまなストレスにさらされ続けると、
免疫や神経の働きが乱れて発症することが分かっている。

http://mainichi.jp/select/science/news/20091009ddm002040099000c.html

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