(毎日 2月15日)
孤独な夕食や睡眠不足、テレビにくぎ付けという
3要素がそろうと、そうではない幼児に比べ、
1・7倍も肥満の割合が増えることが、
米オハイオ州立大などの研究チームの調査で分かった。
運動不足や間食が背景。
米小児科学会誌3月号に掲載。
過去の研究で、テレビ視聴時間が長かったり、睡眠不足が続くと、
食欲をつかさどるホルモンのバランスが崩れて、肥満になりやすい。
食事から睡眠まで、幼児の生活全般と肥満の関係を調べたのは例がない。
調査は05年、1)週6日以上、家族と夕食をとる、
2)10時間半以上寝る、
3)1日当たりのビデオやテレビ視聴が2時間以内--の
3項目について、全米の4歳児8550人を対象に実施。
このうち、肥満児は18%。
3項目を満たしている場合の肥満児の割合は14・3%、
いずれも満たしていないと24・5%に増えた。
米国では、週6日以上親子がそろって夕食をとったり、
幼児が1日10時間半以上の睡眠をとっている家族は
それぞれ約6割、2時間以内の視聴を守っている家族は約4割。
「肥満防止では、食事や運動メニューを議論するだけでなく、
家庭生活全般を指導していくことが重要」。
http://mainichi.jp/life/health/news/20100215ddm003100124000c.html
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