2010年4月18日日曜日

ヒト染色体操作 新技術、がん原因解明に有効

(2010年4月12日 読売新聞)

県立成人病センター研究所(滋賀県守山市)は、
ヒトの染色体の組みかえを簡単に操作できる技術を開発、
米国科学雑誌オンライン版で発表。

研究所は、「染色体の異常で起こるがんなどの病気の
原因解明に役立つ可能性がある」

研究グループの植村宗弘氏(遺伝子研究部門)によると、
新技術はノーベル化学賞を受賞した下村脩博士が発見した
蛍光たんぱく質を応用。

酵素の作用によって、2本の染色体が交差して組みかわる現象
「転座」が起こると、細胞が光って観察しやすくなり、
光る細胞の割合を測定すれば、転座の起きやすさが
遺伝子の場所や細胞の種類によって、
どう違うのかを調べることができる。

がん細胞では、染色体の異常が頻繁に起きているが、
構造異常の原因などはわかっておらず、
研究所は、「開発した技術を用いて、がんの新しい診断や
治療の開発につなげたい」

http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/4/12/118861/

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