2010年4月19日月曜日

科学技術理解促し大臣賞 岩手大の研究者グループ

(岩手日報 4月10日)

2010年度科学技術分野の文部科学大臣表彰(科学技術賞)、
岩手大「環境と水」研究者グループ
(代表・平野紀夫農学部准教授)が選ばれた。
児童生徒を対象にした体験学習プログラムが評価、
理解増進部門での受賞。
13日、東京都内で表彰式。

グループのメンバーは、平野代表のほか
梶原昌五教育学部准教授、北爪英一人文社会科学部教授、
清水健司工学部教授、吉田純・前技術部農学系技術室副技術室長。

体験学習プログラムは、「環境と水」をテーマに、
01年から毎年実施。
小、中、高校生が2日間、フィールドワークを伴う
実験を手掛けている。
NPOや国立研究機関からの外部講師を招いての講演も企画、
視野を深める。

実験は、河川の上流、下流、わき水、井戸水それぞれの水を
採取して、大腸菌の多さを調べたり、
せっけんと合成洗剤の生物への影響を比較したりと、
身近な環境に目を向けさせる。
顕微鏡などの器具は、同大の施設を利用。

独立行政法人国立青少年教育振興機構の
「子どもゆめ基金」の助成を得て実施。
これまでの9回、350人以上が参加。

活動が高く評価されたことに、平野代表は、
「21世紀は環境問題が重要になると考え、
子どもたちに教えようと有志でスタートさせた。
子どもたちは、とても意欲的に実験。
今後も継続していきたい」と喜びをかみしめる。

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100410_6

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