2010年4月27日火曜日

採血せずに尿素測定…岡山理大教授ら開発

(2010年4月20日 読売新聞)

医療機器メーカー・協和ファインテック(岡山市東区、橋本明典社長)
は、透析治療を受けている患者の排液中にある尿素を、
リアルタイムに測定する装置を、
岡山理科大の中川益生教授らと共同で開発。

透析治療では、効果を確認するため、一般的に患者から
透析前と透析後に採血を行うが、同装置を使えば、
採血なしでも効果が分かり、患者の負担軽減にもつながる。

中川教授らと、3年前から共同研究を始めた。
尿素が、塩素や臭素などからできた特殊な試薬で化学発光する
原理を応用し、装置を透析機に接続。
排液と試薬を反応させ、発する光を電気信号に変換し、
尿素の濃度を測定する。

透析治療中に尿素濃度が下がったことが分かり、
治療の効果が確認できる。
透析時間を短縮することも可能。
測定は、最小2分間隔。
同社は、薬事法による医療機器としての承認を受け、
3年後をめどに製品化する方針。

尿素が試薬に反応しての発光は、50分の1秒という短時間で終わり、
装置が光を正確にとらえるためにも、安定して発光させる
技術の開発が課題。
中川教授は、試薬をタイミング良く排液に混ぜるシステムを
開発することで、課題を解決した。

同社は、「透析機も作っており、今後、測定装置を広めて、
医療機器事業を拡充したい」

http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/4/20/119258/

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