(2010年4月21日 Japan Medicine(じほう))
再来年度、亀田医療大学(仮称)の開学を目指す
千葉県鴨川市の学校法人鉄蕉館(亀田省吾理事長)は、
「地域における医療者育成」をテーマとしたシンポジウムを開いた。
同大学は、看護学部単独でスタートを切る予定、
講演した鈴木寛・文部科学副大臣は、
高度な看護師を養成することは、「国家的命題」だと強調。
メディカルツーリズムの観点から、鴨川市が海外の患者を
受け入れる上で、最適の地であるとの認識を示した。
鈴木副大臣は、国内の医師や看護師が不足しているとの考えを示し、
「(医師が足りない中で)医者に言われた通り、
的確に処置をする高度な看護師が必要。
(現在の)看護師と医者の間ぐらいの、技だけで言えば
医者を凌駕するような『スーパー看護師』を養成するのが、
この国の国家的命題」
学校法人鉄蕉館を支える亀田メディカルセンターには、
看護師を育成する能力や教育人材がそろっているとし、
「モデルケースをやってもらいたい」と期待感。
鈴木副大臣は、亀田メディカルセンターが国際的な病院品質基準
JCIを取得したことや、成田空港からのアクセスの利便さを挙げ、
鴨川市が、メディカルツーリズムの最適な受け入れ地になる。
亀田医療大学は、2012年4月の開設を目指している。
統合される市立鴨川中学校の跡地が、市から無償貸与され、
定員80人の看護学部を設置する予定。
総工費は、16億円程度を見込む。
すでに運営している亀田医療技術専門学校は、そのまま存続。
亀田理事長は、「亀田メディカルセンターにとっても、
看護師の充足は最重要課題。
地域が幸せであるためにも、医療者の育成は欠かせない。
(新設大学では)幅広い形での医療者育成を考えている」と抱負。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/4/21/119287/
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