2010年5月18日火曜日

北上リリーズ、全国へ 15日から障害者野球大会

(岩手日報 5月12日)

北上市などの身体障害者でつくる野球チーム
「北上リリーズ」(後藤健監督)は、神戸市で開かれる
第18回選抜全国大会(日本身体障害者野球連盟主催)に、
北海道・東北地区代表として出場。

目標は、全国大会でのチーム最高成績となる決勝進出。
元高校球児の新戦力を迎え、チーム一丸となり勝利を目指す。

選抜全国大会は、スカイマークスタジアムなどで行われ、
全国の16チームがトーナメント戦で優勝を争う。
北上リリーズは、名古屋ビクトリー(愛知県)と対戦。

若手中心の11人が出場し、同行するマネジャーら3人と
心一つに大会に挑む。
昨秋の全日本選手権大会3位決定戦で敗れた悔しさを、
今大会にぶつける。

今年からチームに加入したのは、会社員菊地研也さん(22)。
花巻南高3年時、全国高校野球選手権岩手大会でベスト16入り、
引退後のバイク事故で、利き手である右腕の自由を失った。

「野球が好き」という思いは、今も変わらない。
左腕1本でバットを振り、守備では捕球したボールを素早く
味方選手にグラブトスする。
大会を前に、「わくわくしている。ヒットを打ち、チームに貢献したい」

チームの全国大会の最高成績は3位。
白藤友一主将(42)は、「決勝進出」を目標に掲げ、
「声を出し合ってチームを盛り上げ、勢いに乗っていきたい」

後藤監督(63)は、「何より初戦が重要。
神戸で、キラリと光る野球をしてきたい」と誓う。

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100512_10

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