(岩手日報 5月12日)
北上市などの身体障害者でつくる野球チーム
「北上リリーズ」(後藤健監督)は、神戸市で開かれる
第18回選抜全国大会(日本身体障害者野球連盟主催)に、
北海道・東北地区代表として出場。
目標は、全国大会でのチーム最高成績となる決勝進出。
元高校球児の新戦力を迎え、チーム一丸となり勝利を目指す。
選抜全国大会は、スカイマークスタジアムなどで行われ、
全国の16チームがトーナメント戦で優勝を争う。
北上リリーズは、名古屋ビクトリー(愛知県)と対戦。
若手中心の11人が出場し、同行するマネジャーら3人と
心一つに大会に挑む。
昨秋の全日本選手権大会3位決定戦で敗れた悔しさを、
今大会にぶつける。
今年からチームに加入したのは、会社員菊地研也さん(22)。
花巻南高3年時、全国高校野球選手権岩手大会でベスト16入り、
引退後のバイク事故で、利き手である右腕の自由を失った。
「野球が好き」という思いは、今も変わらない。
左腕1本でバットを振り、守備では捕球したボールを素早く
味方選手にグラブトスする。
大会を前に、「わくわくしている。ヒットを打ち、チームに貢献したい」
チームの全国大会の最高成績は3位。
白藤友一主将(42)は、「決勝進出」を目標に掲げ、
「声を出し合ってチームを盛り上げ、勢いに乗っていきたい」
後藤監督(63)は、「何より初戦が重要。
神戸で、キラリと光る野球をしてきたい」と誓う。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100512_10
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