2010年5月19日水曜日

被災50年で関連行事 チリ地震津波で大船渡市

(岩手日報 5月9日)

1960年、チリ地震津波で国内最大の犠牲者を出した
大船渡市は、被災から50年の節目となる24日に、
津波犠牲者追悼式を行う。
防災訓練や地域安全学会での防災シンポジウムなども開催。

同市は、2月にチリ大地震による津波襲来を受けたばかりだが、
近い将来には宮城県沖地震の発生も想定、
備えを再確認する機会となりそう。

追悼式は、24日午前10時から南町公民館東側広場で開催。
正午から、防災行政無線で黙とうを呼び掛け、犠牲者を追悼。
23日午前6~8時、宮城県沖地震発生を想定した防災訓練を実施。
震度6弱、10mの大津波襲来を想定し、8千人規模の訓練を予定。

同訓練は毎年行っているが、今年は大船渡署、釜石海上保安部、
消防団による行方不明者捜索訓練も実施。
初動体制確立から情報収集、救援物資調達、
自主防災組織などの体制を確認。

17~24日、同市盛町のカメリアホールと同市三陸町の三陸公民館、
29日~6月7日、リアスホールで50年前の被災写真展を開催。
市立図書館では、22日~6月7日に津波関連図書展を開く。
29日、リアスホールで海上自衛隊大湊音楽隊の演奏会を開くほか、
6月5日、防災シンポジウムも予定。
6月4、5日、同ホールで開かれる地域安全学会春季大会の
一環として行われ、専門家や地元の代表が意見を交わす予定。

チリ地震津波は1960年5月24日、日本の沿岸部に襲来。
大船渡市の死者・行方不明者は、国内最多の53人に上った。

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100509_5

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