2010年5月21日金曜日

スポーツバンク創設へ 奥州市で指導者を登録し派遣

(岩手日報 5月4日)

奥州市は、スポーツ指導者を地域に派遣する人材バンク
「市スポーツリーダーバンク」創設。

県内の市では初めて。
地域の人材を生かした市民の健康づくりに加え、
合併市の住民交流を進める効果も期待。

バンクは、市教委が事務局として競技指導者を募り、
人材を登録、紹介する制度。

地域や職場などの求めに応じ、指導レベルに合わせた
リーダー(指導者)を体育行事や講習会、
レクリエーション活動などに派遣。
謝金は、2時間3千円程度が目安、無償奉仕も認める。

リーダーは、20歳以上の市民や市内在勤者で、
初心者指導できる技能があれば登録できる。
3月までにグラウンドゴルフ18人、水泳6人、健康体操3人、
卓球2人など17種目計43人が申請。
現在も募集中、2年間で200人を集める目標。

県教委によると、スポーツ指導専門の人材バンクは、
県内では県のほか岩泉町、雫石町、野田村が設けている。

地域や企業、団体などの催しにスポーツを取り入れる例が
増えてきたが、指導者不足が悩み。
合併前旧5市町村ごとに盛んな種目があったが、
合併後も、指導者や選手が地域別に固定化する傾向。

市教委は、区を超えて運動を楽しむことで、
競技の普及強化に加え、住民交流も促されるとしてバンク創設を企画。

市教委は、2016年の岩手国体など大会運営を支える
市民参加の「スポーツボランティア制度」創設も検討、
バンクと併せて、スポーツのまちづくりを進める。

市教委の菊地健也生涯スポーツ係長は、
「長期的には、少子高齢化で選手や指導者不足に悩む
学校やスポーツ少年団への継続的派遣なども探れるのでは。
スポーツの楽しさを伝えるきっかけになればいい」

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100504_9

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