2010年7月28日水曜日

進学:「理系」望む父親、「文系」の4倍 クラレ調査

(毎日 7月20日)

わが子に、「理系進学」を希望する父親は、
文系進学を望む父親より4倍多いことが、
化学メーカー「クラレ」の調査で分かった。

日本の政治や経済に閉塞感が漂う中、「子どもには論理力や専門性を
武器に、生きていってほしいという親心の表れではないか」

調査は、小学生の子を持つ20~50代の父親400人
(理系、文系各200人)を対象、インターネットで実施。

子どもに、「理系に進んでほしい」と答えた父親は31%、
「文系に進んでほしい」の7%を圧倒。
残りは、「どちらでもよい」(62%)。

理系進学を望む理由を複数回答で尋ねたところ、
「論理的思考が養える」(53%)、
「専門知識が身に着く」(41%)、
「進学や就職に有利」(32%)--の順。

回答の傾向が分かれたのは、「楽しい人生が送れる」(10%)、
これを選んだ文系の父親が19%だったのに対し、
理系の父親はわずか5%。

理系に進学した自分の人生を重ねたかのような回答は、
「隣の芝生は青く見えるのでしょう」と同社。

自身が子どものころ、研究者や科学者になりたいと
思ったことがある父親は48%。
あこがれた科学者は、日本人では湯川秀樹や野口英世、
外国人ではアインシュタイン、エジソンなど。

56%が、わが子の理科の教科書を「分量が足りない」と感じていた。
同社は、「理科をたっぷり学んで楽しさも知っている世代だけに、
教える内容を減らしたゆとり教育を物足りなく思っているようだ」

http://mainichi.jp/select/science/news/20100720k0000e040027000c.html

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