2010年7月26日月曜日

全国初、鍼灸外来を開設 術後の痛み緩和補完 三重大病院

(2010年7月15日 毎日新聞社)

三重大学医学部付属病院は、
「統合医療・鍼灸外来」を麻酔科内に開設。
鍼灸の専門外来を設けたのは全国で初めて。

包括連携協定を結んでいる鈴鹿医療科学大の協力で実現し、
同大の佐々木和郎・鍼灸学部長ら鍼灸師5人が診療。

竹田寛病院長は、「術後の痛みの緩和には、西洋医学の投薬治療などが
行われているが、補完する意味で(鍼灸外来を)設置した」

4月から試験的に病院職員と入院患者に鍼灸の診療をしたところ、
「体の調子がよくなった」などと好評。

統合医療は、現代西洋医学に鍼灸や漢方などの東洋医学を
取り入れる医療で、世界保健機関(WHO)は頭痛や関節痛など
49の疾病に鍼灸治療の有効性を認めている。

今年2月、厚生労働省が統合医療の推進を目的に、
プロジェクトチームを設置。
同院は今後、漢方も取り入れたいとしている。

診療は予約制で、平日の午後2~5時。健康保険は適用されない。
初診4500円、再診が3500円。
申し込みは専用電話(059・231・5552)。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/7/15/122876/

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