2011年6月26日日曜日

20年夏季五輪:JOCが都に立候補要請 被災地で実施も

(毎日 6月24日)

日本オリンピック委員会(JOC)が、石原慎太郎知事に、
20年夏季五輪招致への立候補を要請。

竹田恒和会長は、「国が一つになって五輪招致に向かうことは、
国益にかない、東日本大震災からの復興に向けても、
必ずスポーツが力になると信じている

五輪開催計画の中で、被災地でサッカー競技の一部を実施する考え。
25日に宮城県庁を訪れ、五輪招致に関しての理解を求める。

都市が立候補を表明する前に、JOCが要請するのは異例。
前回、リオデジャネイロに敗れた16年五輪の招致の時、
東京都と福岡市が名乗りを上げ、国内選考となった。

今回は、広島市が09年10月に立候補の検討を始めることを表明、
今年4月の市長選で当選した新市長が誘致活動を断念。
JOC幹部は、「世論の支持が低かった前回の反省を踏まえ、
スポーツ界から仕掛けるような環境ができたから」

要請には、JOCの加盟団体や、女子柔道でアテネ、北京両五輪で
金メダルを獲得した谷本歩実さんらアスリート24人も同行。
アテネ五輪体操団体金メダリストの水鳥寿思は、
「オリンピックは、本当にすばらしいものと自分で実感。
東京で開催されることになれば、国民や子供たちに生で感じてもらえる
と思い、ぜひ東京で開催できたらいい」

竹田会長は、「前回の16年の開催計画は、IOCからも支持を得ている。
指摘された課題をブラッシュアップすれば、
過去最高の五輪を開くことができる」と自信。

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今回の震災で、スポーツがどれだけ多くの人に、特に子供たちに
夢や希望を与えてきたか、はっきり示されたと思う。
他の分野でももちろん貢献はあっただろうが、
スポーツほどニュースになり、体を動かすことで健康を保ち、
心をリフレッシュさせてくれるものはない。
多くのアスリートが震災地を訪ねたことで、
アスリートも自分たちがスポーツをやる意義を実感するいい機会に。

あとは、9年後に震災から復興した姿を全世界の人たちに見せて、
各国から支援を受けた恩を返す機会にしてほしい。
オリンピックほど、世界中にアピールする絶好の機会はないので。

http://mainichi.jp/enta/sports/general/general/news/20110624k0000m050046000c.html

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