2008年11月9日日曜日

平泉循環バス好調 8-10月利用者1.6倍

(岩手日報 11月6日)

平泉町の名所を巡る循環バスの利用が増えている。
10月末までの3カ月間の利用者数は、前年同期比約1・6倍。
特に9月は約2倍と好調。
岩手・宮城内陸地震による観光客減も心配されたが、
今夏始めた土日祝日の増便や、名所の風景を車体にデザインした
「ラッピングバス」によるPRなどが効果を挙げている。

運行する県交通は、来季から運行時間の拡大を検討。
平泉町も利便性向上に意欲を見せる。

バスは中尊寺、毛越寺など町内の名所を回る「るんるん」。
1回券140円、1日乗り放題券300円。
土日祝日はほぼ15-20分間隔で運行。

7月の利用者数は前年度並みだったが、
8月は1万733人(前年同月比約1・5倍)、9月は1万229人(同約2倍)。
10月は6847人(同約1・5倍)の利用。

富山県射水市から夫婦で訪れた二日市千代さん(53)は、
1日乗り放題券で中尊寺や高館義経堂を回り、
「料金の安さ、バスがすぐ来るのがいい」と喜んでいた。

循環バスは8月末、土日祝日を平日の約2倍に増便。
平泉町によると、利用者増加の理由は増便に加え、
▽名所の風景写真のラッピングバスによるPR効果、
▽原油高で公共交通機関の利用が注目された-などが考えられる。
今季の運行は今月末まで。

平泉町の藤澤義人世界遺産政策監は、
「10月から英語の車内放送も行っている。
外国人の利用促進も図りたい」とさらなる利便性向上を目指す。

http://www.iwate-np.co.jp/economy/e200811/e0811061.html

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