(河北新報 11月10日)
宮城スタジアムで9日行われたベガルタ仙台―広島戦では、
渋滞に巻き込まれて試合開始に間に合わない観客が続出、
スタジアム周辺の交通事情の悪さがあらためて浮き彫りに。
渋滞は、開場1時間前の午前10時ごろから発生。
時間とともに混雑に拍車が掛かり、最寄りのJR利府駅からの
シャトルバスの所要時間は通常15分が、
ピーク時には30分以上を要した。
仙台市太白区の会社員男性(56)は、
「宮スタの試合は初めてだが、アクセスは最低。
満員のバスで立ちっぱなしはきつい」とぐったり。
約2000台分を確保したスタジアム駐車場は、正午ごろには満車。
急きょ近隣の県サッカー場や利府中央公園野球場などの駐車場を
開放して対応したが、マイカー客からは不満の声が続出。
仙台市青葉区の会社員木村真也さん(36)は、
「正午に着くように家を出たが、渋滞で30分遅れ、
臨時の駐車場からスタジアムまで歩いて30分。
こんな会場の試合は2度と来ない」と怒り心頭。
試合後も、駐車場は大混雑。
スタジアムを出るだけで30分以上も要した人も多かった。
本拠地ユアテックスタジアム仙台の改修工事が行われる来年は、
10試合程度の開催が予定、混雑解消は大きな課題。
クラブの安孫子博専務は、「今回は至らないところがあった。
いろいろな意見を集約し、次の開催に生かしたい」。
◎サッカー協会田嶋専務理事
日本サッカー協会の田嶋幸三専務理事が、
9日の宮城スタジアムのベガルタ仙台―広島戦を視察、
2005年以来途絶えている同スタジアムでの日本代表戦開催について、
「東北のサポーターの期待もあるので、前向きに考えたい」。
田嶋専務理事は、代表戦の誘致を目指す宮城など
東北各県のサッカー協会の要請で来場。
アクセスが課題の同スタジアムの実情を確かめるため、
JR仙台駅から在来線とバスを乗り継ぎ1時間以上かけて来た。
「移動で、サポーターがストレスを感じないようにしないとならない。
(代表戦は)サポーターが快適に観戦できることが大事だ」、
公共交通機関との協力体制の強化を課題に挙げた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081110-00000010-khk-l04
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