(毎日新聞社 2008年12月12日)
肥満の児童・生徒の割合が減少に転じたことが、
文部科学省の08年度学校保健統計調査で分かった。
小学校高学年から高校の各学年で、肥満と判定された割合は
10%前後だったが、多くの学年で2年前の調査より1ポイント前後減。
文科省は、「規則正しい食生活が家庭に浸透したため」とみているが、
栄養状態の悪化などが背景にある可能性も「否定できない」としており、
より詳しい分析を進める。
調査は4~6月、幼稚園と小中高校の計7755校を抽出し、
約70万人の発育状態と約332万人の健康状態を調べた。
標準体重より2割以上重い肥満の生徒は、中3男子が10・0%で、
現在の方法で集計を始めた06年度より1・2ポイント減った。
▽高3女子8・6%(06年度比1・1ポイント減)
▽中3女子8・5%(0・7ポイント減)
▽小6男子11・2%(0・6ポイント減)--など各学年で減少。
05年度までは、医学的に算出した標準体重ではなく、
平均体重より2割以上重い場合を肥満と定義していたが、
肥満の割合は増加傾向が続いていた。
一方、視力1・0未満と0・3未満の幼稚園児と小中学生の割合が
いずれも、視力を調査対象に加えた79年度以降で最高となった。
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=84873
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