2008年12月17日水曜日

モノかめば脳の働き活発に

(サイエンスポータル 2008年12月12日)

ものをかむと脳の働きが活発になることを、
自然科学研究機構・生理学研究所の研究チームが
脳波を使った実験で確認。

外国人スポーツ選手たちがプレー中、ガムをかむ行為に
合理的な理由があること裏付けた研究結果。

生理学研究所の柿木隆介教授、坂本貴和子研究員は、
P300という脳波反応を利用して、ものをかむことの効果を調べた。

P300は、何らかの刺激が与えられてから300ミリ秒(0.3秒)後に
脳波に出現する反応。
脳が活性化すると反応時間が短くなることが知られ、
臨床医学では認知症など病気の早期診断にも使われている。

健康な人に5分間、無味・無臭のチューインガムをかんでもらい、
直後に音刺激を用いてP300を測定、同時にボタン押しによる反応時間も測定。
この結果、反応時間とP300反応が出現するまでの時間が短くなり、
この運動を繰り返せば繰り返すほど、その効果は顕著。

一方、ものをかむ行為と比較するため、顎の運動はするが
実際にはものをかまない行為と顎とは関係ない指の運動(タッピング)を
したときにも同様な測定をしたが、いずれも反応はむしろ遅くなり、
P300反応出現の時間も遅くなった。
繰り返せば繰り返すほど、遅くなる傾向がはっきりした。

「メジャーリーガーが試合中にガムをかむことや、
車の運転中にガムかみを行うことによる、脳の覚醒効果の根拠が、
生理学的に証明された。
ただし、かむことで“頭が良くなる”という説の裏付けではない」

http://www.scienceportal.jp/news/daily/0812/0812121.html

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